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【2023年度生必見】信大おすすめ共通教育科目2022-前期-

  • 2023.03.22
  • 2023.03.22
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  • 松本

こんにちは!〈ずま〉です!

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
そして、ようこそ信州大学へ!

今回の記事は、そんな新入生の皆さんに必見の記事となっています。
その名も、『【2023年度生必見】信大おすすめ共通教育科目2022-前期-』です。シンダイガイド新2年生メンバー11人が、新入生の皆さんにおすすめしたい共通教育科目を厳選して、合計11個紹介していきます!

履修登録始めたけど、授業が多くてどれを選べば良いか分からない…

シラバス(履修要件)を読んでも、いまいち授業の雰囲気が掴めない…

こんな悩み、抱えていませんか。大学生になれば避けては通れない「履修登録」。初めての授業選びはイメージしづらく、迷う人も多いと思います。

でも、ご安心下さい!シンダイガイドは、そんな悩める信大生の味方です。この記事を読めば、興味深い授業が分かり、授業の雰囲気が想像できること間違いなし!です。後悔ない授業選びをするための情報収集は必須事項。ぜひこの記事を授業選びの参考にしてみてください。分野も理系科目から文系科目まで幅広く掲載しています。「この授業履修してみたい!」と思える授業が見つかるといいですね!


※1 この記事に掲載中の授業は、2022年度前期に開講されたものです。2023年度に同じ形式で授業が展開されるかどうかは分かりません。あくまで、参考程度にご覧下さい。

※2 2021年度のおすすめ共通教育科目紹介の記事も現在掲載中です。2年前のものになりますが、参考になる部分も多くあると思います。良ければそちらも併せてご覧下さい。

※3 シンダイガイドには、過去の授業評価を閲覧できるページがあります。シンダイガイド以外で、多くのシンダイガイド閲覧者さんが自由に評価をつけてくれています。良ければそちらも併せてご覧下さい。


初めに

記事の見方

この記事は、〔基本情報〕→〔概要〕→〔履修理由〕→〔内容&授業形式〕→〔課題&成績評価の方法〕→〔受け終えてみての素直な感想〕の順に紹介しています。

〔基本情報〕に関する見方は、以下の通りです ↓ ↓ ↓

開講日2022年度に授業が行われた曜日と時限
授業形態講義 or 演習(ゼミ)
授業区分それぞれの授業区分を掲載(シラバスを参照)

履修登録ワードまとめ

記事の中には、皆さんにとって馴染みがないであろう言葉が出てくることがあるかもしれません。
履修登録する上では必須のワードを、リスト形式で以下にまとめておきますね ↓ ↓ ↓

演習(ゼミ)

先生の授業を聞くことがメインの「講義」とは異なり、学生の意見共有やグループワークがメインとなる授業。主体的に授業に参加する姿勢が求められる。討論や発表が求められる授業が多い。

EA(オンデマンド)

オンラインで授業を受ける仕組み。主に、リアルタイムで授業に参加する「同期型」と、あらかじめ用意された動画を視聴したり資料を読んだりする「非同期型」の2つに分けられる。

シラバス

授業に関する情報が掲載されているまとめページのこと。曜日時限・開講場所といった基本情報から、授業の概要やスケジュール、成績評価の基準などが詳細に書かれている。履修登録する際の参考にする。

空きコマ

授業と授業の間に存在する、授業がない時間のこと。
※「コマ」というのは、授業の一つの区切りのこと、もしくは時限のことを指す。基本一コマ90分。

楽単

他の授業に比べて、比較的容易に単位が取れる授業のこと。
※単位というのは、授業の内容を終えたことで認定・付与されるもの。授業によって、付与される単位数は異なる。授業に対して「不可」の場合、単位は付与されない。

eALPS

信州大学が提供する、インターネット上の教育環境。先生から出される課題をダウンロードしたり、課題を提出したり、小テストを受けたりできる。

オムニバス

複数の講師や先生が、授業ごとに交代しながら担当する制度。

以下の記事では、それぞれのワードを詳しく解説していたり、実際の履修登録の方法などを紹介しています。ぜひ、そちらも合わせてご覧下さい!

Part 1(概要)

Part 2 (実践)

【必見】おすすめ共通教育科目10選

それでは早速、見て行きましょう!

ミクロ経済学入門〈ざわ〉

まず私が紹介するのは、『ミクロ経済学入門』です!

基本情報

開講日火曜3限
授業形態講義(EA-同期型)
授業区分教養系/人文・社会/経済学・経営学

概要

市場均衡や価格の弾力性などの、ミクロ経済学の基礎を学ぶことができます。

履修理由

私自身農学部ですが、経済学に興味があったので履修しました。後期のマクロ経済学入門も履修予定です!

授業形式&内容

EA(同期型)形式の講義なので、オンラインでの試聴が可能です。録画もされますが、1週間程度しか保存されないので、注意が必要です。

課題&成績評価の方法

■課題
教科書の問題を解いておく程度です。ほとんど出されませんでした。

■成績評価の方法
・2回の小テスト:15%×2
・期末試験:70%

受け終えてみての素直な感想

経済に興味があるため楽しく受講できました!しっかりと講義を聞いていれば、良い成績を取ることが可能(小テストは2回とも満点、期末試験もほぼ満点でした)です!しかも、EA(同期型)で誰でも受講できるのはオススメなポイントですよ!

日本古典文学入門〈とおる〉

私が紹介するのは、『日本古典文学入門』です!

基本情報

開講日金曜 1限
授業形態講義
授業区分教養系/人文・社会/文学

概要

主に奈良・平安時代の古典について、テーマごとに講義を聞く授業になっています。

履修理由

古典が好きだった(というよりかは、言葉がちょっと違うのが好きだった)からです。また、ガイダンスにおいて、読む力ではなく、「話を興味を持って聞いて考えることができるか」が要求されると聞いたからです。

授業形式&内容

15回の講義では、あるテーマについて講義を聞きます。初めに、前回の講義に関するリアクションペーパーについての共有を、教授が紹介する形で行います。その後は、テーマについて講義を行います。授業時間の半分あたりで水分を補給するなどの休憩時間もありました。

課題&成績評価の方法

・毎時間のリアクションペーパー:50%
・最終レポート(2000〜3000字):50%

受け終えてみての素直な感想

どの授業も興味を持てる内容で、教授も優しく、安心して受講できました。リアクションペーパーの期限が当日中なので、忙しい日だと締め切りが怖くなることがありました。また、金曜1限のため、起きられない人には厳しいかもしれないと感じました。

障害者支援の理論と実際を学ぶゼミ-ノートテイカー養成演習-〈ちく〉

私が紹介するのは、『障害者支援の理論と実際を学ぶゼミ-ノートテイカー養成演習-』です!

基本情報

開講日金曜 3限
授業形態講義
授業区分教養系/環境・健康/社会と健康

概要

障害について基礎的な部分を学びます。また、聴覚障害を持つ人への支援として、授業や講演などをタイピングして文字情報に置き換える支援である「ノートテイク」の仕方を演習形式で学びます。

履修理由

障害についての正しい知識を身に着けようと思ったからです。また、自分のタイピング精度を向上させるのに役立つと考えたからです。

授業形式&内容

対面形式で行います。座学で障害について学び、2人ペアまたは4人グループでノートテイク練習を行います。毎回の授業後に、振り返りをGoogleフォームから入力、提出します。

課題&成績評価の方法

・各回での学習活動:40%
・ノートテイカーとしてのスキル習得:30%
・期末テスト:30%
※期末テストは、eALPS上に掲載され、時間内に提出する形式です。以前に配られた配布プリントなどを参照しても構いませんでした。

受け終えてみての素直な感想

他人と協力して文章を入力するということは初めてでしたが、非常に楽しかったです。障害について人並には知っているつもりだったが、知らない情報も多かったです。毎回の振り返りを忘れることだけ内容に気を付けたほうがいいと思います。タイピング、と聞いて初めから苦手意識を持つ人も多いとは思うが、このゼミを機会にしっかり習得すればこれからレポートを書くときの時間短縮にもつながると思うので是非受けてほしいです。

データサイエンス入門B〈びん〉

私が紹介するのは、『データサイエンス入門B』です!

基本情報

開講日木曜 2限・3限・4限
授業形態講義
授業区分基盤系/統計

概要

データサイエンスの基礎を学びます。
※必修になると聞いたため、来年度から受講できなくなる(講義自体が無くなる)可能性があります。

履修理由

基盤系を取らなければならないので、個人的に一番興味がある分野から選びました。

授業形式&内容

授業には、A、B、Cがあります。内容に関して、前半はA、B、C全て同じで、後半はそれぞれ異なります。

■前半
データサイエンスの基礎を学びます。実際に使えるレベルに達するのは難しいですが、知っておくと役に立つと思います。実験データを処理するときなどに使えそうです。

■後半
Bは、入試サイトのチャットボットの改良をします。5~6人でグループワークをしながら、チャットボットに集まったデータをもとに内容の改良案を出します。

課題&成績評価の方法

■前半
・小テスト:60%
・加点ボーナス:授業に関する質問をすることによって1回3点、4回までの加点

■後半
・学生の評価+先生の評価:40%

受け終えてみての素直な感想

スライドをしっかり確認し、確認問題を解いてから小テストを受ければ、特に難しいことはなく、良い成績が狙いやすい(受け忘れに注意)です。そこまで気持ちを張る必要がなく、そんなものがあるのかという軽い感じでも問題ありません。グループワークは協力が必要になりますが、あまりにひどい内容にならない限り低い評価はつけられないので自分ができる範囲で頑張ってください。質問は簡単なものでも加点が入るので点を稼いでおきましょう。

体と心のリハビリテーションを考えるゼミ〈おすず〉

私が紹介するのは、『体と心のリハビリテーションを考えるゼミ』です!

基本情報

開講日月曜 5限
授業形態講義(オムニバス)
授業区分教養系/環境・健康/社会と健康

概要

リハビリテーションとは何かを知り、体験する授業です。

履修理由

月曜5限のため、抽選に通りやすいと思ったからです。

授業形式&内容

・1~14回:講義
・15回目:グループに分かれてプレゼン

課題&成績評価の方法

■課題
授業課題(1回)、プレゼン準備、期末レポート

■成績評価の方法
・レポート:80%
・グループ課題:20%

受け終えてみての素直な感想

ほとんど課題がないので、かなり良かったです。先生によっては難しい内容の講義もありますが、興味深い講義をしてくださる先生方が多いので、退屈ではありません。月曜5限が嫌だと思う人もいると思いますが、それ以上に楽なので気になっている人は受講することをお勧めします。ちなみに、医学部の学生は履修できないので注意です。

ライフサイクルアセスメント入門〈おかゆ〉

私が紹介するのは、『ライフサイクルアセスメント入門』です!

基本情報

開講日水曜 3限
授業形態講義
授業区分教養系/環境・健康/環境科学

概要

製品の環境負荷を計量的に考える「ライフサイクルアセスメント」について、分かりやすく授業してくれます。

履修理由

「LCA(ライフサイクルアセスメント)」という言葉を聞いたことがなく、シラバスを見て面白そうだなと思ったからです。

授業形式&内容

基本的には講義形式です。LCAに関する具体的な計算も実際に経験することができます。

課題&成績評価の方法

・計算レポート:50%
・最終レポート:50%
※最終レポートは、何を持ち込んでも問題ありません。その場で作成して提出します。

受け終えてみての素直な感想

知らないことを学ぶことができたので、とても楽しかったです!最終レポートは、事前に作成してそれを持ち込むことができたのが楽でした!また、授業に毎回出席していれば、内容について難しく感じることはないと思います。環境問題について興味があってそれをどう評価しているのか興味ある人にはおすすめです!

スペイン語圏の文化(スペイン)〈こたろー〉

私が紹介するのは、『スペイン語圏の文化(スペイン)』です!

基本情報

開講日木曜3限
授業形態講義
授業区分教養系/人文・社会/文化論

概要

スペイン語圏(前期はスペイン)の文化を、映像を見ながら学び授業です。
※後期は、『スペイン語圏の文化(ラテンアメリカ)』が開講されました。

履修理由

スペイン文化に興味があったことが一つです。もう一つは、単位を取るのが比較的楽だと聞いたからです。

授業形式&内容

スペインの建物や食文化、街並み、スポーツなどを映像などを見ながら学びます。授業形式は対面で、授業時間の前半はスライドを使った説明、後半はビデオを見ながら学びを深めます。

課題&成績評価の方法

・授業2回ごとの振り返り:30%
・中間レポート:20%
・期末レポート:50%
→スペイン文化に関係することなら比較的自由なため、書きやすいと思います。

受け終えてみての素直な感想

スペイン文化を楽しく学ぶことができました。映像も理解しやすく面白かったので、スペイン文化に興味がある人にはおすすめです。期末レポートも、スペインの文化となっているサッカーについて書いたため、それほど苦ではありませんでした。

統計学の基礎〈まゆ〉

私が紹介するのは、『統計学の基礎』です!

基本情報

開講日火曜3限、水曜3限
授業形態講義
授業区分基盤系/統計

概要

数値データに基づいて、統計学的に判断するスキルを身につけることを目的とした授業です。

履修理由

元々統計学に関して興味があったことと、先輩からオススメされたことが主な理由です。

授業形式&内容

対面式の講義です。解説後、課題が出されるのでそれをこなします。

課題&成績評価の方法

講義中の課題が終わらなかった分、割と説明したものがそのまま課題として出るので、その通り行えば良い評価は得られます。

受け終えてみての素直な感想

課題は毎回出ますが、あまり負担にはなりませんでした。テストは、先生が作成したスライドを見ても良かったので比較的楽でした。

地域活性化システム論〈めぬ〉

私が紹介するのは、『地域活性化システム論』です!

基本情報

開講日金曜5限
授業形態講義
授業区分基盤系/現代社会論

概要

「イノベーションを起こした人」を意味する地元のアントレプレナーの方々から、地域課題について直接お話を聞いて学びます。

履修理由

信州大学は、日本経済新聞社の「大学の地域貢献度調査」で高い評価を得ており、せっかくならそのノウハウを学びたいと考えたからです。

授業形式&内容

2週間に一度授業が行われる代わりに、金曜5&6限で一気でまとめて受講します。最先端で活躍されているイノベーター(革新的な取り組みをされている方)がゲスト講師として登壇し、講演をして下さいます。講演中は、隣の席の人と話し合いながら。、ゲスト講師の方の問いかけに回答を出します。

課題&成績評価の方法

■課題
事前学習、事後学習があります。
取り組む内容はゲスト講師の方が決めることが多いため、一概にこれとは言えません。アンケートに答えたりスライドを作ったり、授業の感想を書いたりするのが主でした。

■成績評価
・課題提出:10点×7回(70%)
・各回のきづきの記載:2回×15点(30%)
・授業参加への態度:最大加点10点まで(+10%)
※正当な理由なく欠席すると。一回につき5点減点

受け終えてみての素直な感想

松本にいるとなかなか講演会などに参加する機会はありませんが、2週間に1回ものペースでお話を聞いて質問できたことは、とても貴重な体験でした。

国際理解と多文化共生を考えるⅠ〈ずま〉

最後に私が紹介するのは、『国際理解と多文化共生を考えるⅠ』です!

基本情報

開講日火曜 5限
授業形態講義
授業区分教養系/人文・社会/文化論

概要

留学生と意見交換をしながら、国際理解と多文化共生を考える授業です。

履修理由

私自身、国際関係に興味があったことがきっかけです。シラバス・ガイダンスを参考にしたところ、留学生と交流できる数少ない機会だと思い、参加を決めました。

授業形式&内容

授業は講義形式になっていますが、授業時間の半分ほどがグループでのディスカションになります。先生から与えられる問いについて、留学生と日本人の学生で構成されたグループによって意見を共有します。
扱うテーマは、幅広くあります。2022年度前期は、松本市に住む外国由来の人たちや日本と海外の文化や政治制度、考え方の違い、多文化共生に関する基本法などがありました。

課題&成績評価の方法

・毎時間後のレポート:20%
・重要な3つの課題:20%
※毎時間後のレポート課題の内、特に力を入れるレポートが3つあります。
・eALPS上での小テスト:20%
・最終レポート:30%
・授業での積極性:10%

受け終えてみての素直な感想

この授業の一番の魅力は、何と言っても「留学生との交流や日本と海外との比較の中で、新鮮な意見が取り入れられる」ところです。授業を通して、「あなたなら、どう思うか?」を問われ続けます。毎時間後のレポートが少し大変ですが、世界と日本が抱える問題に真剣に向き合うことで、未来ついて深く展望することができると思いますよ!「国際関係に興味がある」、「留学生と関わってみたい」、「世界や日本が抱える諸問題について触れてみたい」という人は、ぜひ受講してみてください!

【メッセージ】履修登録アドバイス

いかがでしたでしょうか??最後は、今回おすすめの授業を紹介してくれた3期メンバーから新入生に向けて、履修登録をする上でのアドバイスや注意点、新入生に向けたメッセージなどを送りたいと思います!

最初の講義が初見殺しで難しく思えても、後半の講義は易しかったり期末試験が無かったりする場合があるので、シラバスは要確認です。
皆さん口を揃えて言っているかもしれませんが、自分が履修したいと思った講義こそ”楽単”です。離松生(2年生からキャンパス移動がある人)は通松(松本キャンパスへ通うこと)にならないように頑張ってください!

履修登録の説明は理解に時間がかかるので、あらかじめ説明に目を通してから説明をしっかり聞かないと大変かもしれません。人によって、好きな空きコマが違うことも感じました。例えば、私はあまり家にいたくないので月火水木金に1限を入れ、早く自由になるため午後にあまり授業を入れませんでした。人によっては、1限が余裕な人もいれば、昼休み後の3限に遅刻する人もいます。午後に頑張りたい人もいれば、午後は遊びやバイト、サークルに集中したい人もいます。また、私は同じ学科に人が分かれずに全員集まる授業の前のコマは、早めに行って友達とお話しするために空けていました。人との交流でやる気がだいぶ変わるので、交流を大事にしてください。

シラバスが全てです。成績評価の仕方のところは必ず確認してほしい。期末試験100%はかなりリスキーな場合もあるので気をつけてください~

 取りたい授業を最優先で考えて大丈夫ですが、同時に、抽選に外れた場合のために2,3パターン計画を立てておいた方がいいかもしれません。また、授業はできるだけ詰めて入れた方が無駄な時間がなくなります(前期は中途半端な空き時間が多く、時間を無駄にしました)。 教職を取る人は、特によく考えて下さい(前期で限界感じました)そして、何よりも大切なことは、受けてみたい授業があったらどんどん挑戦してみるということです。わからないことは聞けばすぐに聞けば大丈夫ですし、先輩の意見を聞いてみたいならば、新入生対象の質問受付などに参加でもできます。積極的に活用してみて下さい。

しっかりシラバスを確認してから履修を組むことをお勧めします。何も考えずに履修してしまうと、後々大変になってしまうので注意しましょう。また、無理に友達と同じ授業を取る必要は無いと思います。新しい友達ができて、交友関係が広がる可能性があるので、自分の興味ある授業を取ると良いと思います。

教養系は、自分の興味のあることを扱っていそうな授業をとるのが大切だと思います。コマ数を埋めることを目的に履修すると、結局その単位を落とすことになって本末転倒になります。楽しそうかどうかで決めるのが一番自分のためになると思いますよ!

抽選は期待しすぎないで下さいね。落ちても切り替えるマインドが必要です。あと、ゼミは前期で取りましょう!

興味がある授業でないと、単位を取るまでがやや大変かもしれません。レポート提出がなくテストのみの授業の場合は、毎回の講義をしっかり聞いて理解できればレポートよりも準備は楽かもしれません。自分の適正と相談しながら、履修してみてください。

成績を簡単に出してもらえない授業も時にはあります(よほどサボらなければ単位は貰えます)。人と話すのが得意な人は、グループワークの多い授業を履修してみたり、色々な人の話を聞いてみたいという人は、オムニバス形式の授業を履修するなど、自分の性格や強みを考えてみてから履修するのも一つの手かなと思います。

高校と大学で大きく異なるのは、「主体性を持って情報を掴み取れるか」ということだと思います。知らない間に、キャンパス情報システム等の掲示板に重要な情報が掲載されていたり、友人や先輩のふとした話から、自分にとって有益な情報が含まれていたりすることもあります。履修登録だけに限ったことではないですが、常にアンテナを巡らせて些細な情報や意外なヒントをキャッチできるように日々意識してみてくださいね!あと、講義の名前だけで、授業を取るか取らないか判断することは絶対にやめて下さい!内容を確認してから参加しないと、「思っていたのと違う…」なんてことが起きてしまって後悔してしまいますからね。

最後に

今までの学生生活を振り返ってみて下さい。高校までは、受けなければならない授業が決まっていて、常に「どれだけ良い点数が取れるか?」、「いかに素早く解答を導けるか?」、「最速で結果が出せる方法は何か」なんてことを意識して勉強していたのではないでしょうか。学問としての学びではなく、受験に合格するための学び。「『学び』を楽しむ余裕なんてなかった…」という人が多いのではないでしょうか。

しかし、そのような学びは高校生で終了です。大学側は、「良い成績をとる」というような、高校生が必要となるスキルを求めてはいません。大学が求めているのは、

「未知の問いに対して、いかに学びを深め、応用できるか」

というところです。大学で学ぶ内容は、答えがないというものが多いです。そんな答えのない問いに対して、どのようなアプローチで解決するのか。解答までのプロセスを重視したり、どのような考えを持っているか?を問われ続けたりします。

私がこの記事を通して、新入生の皆さんに伝えたいことは、ただ一つです。それは、

「学び方には正解がない」

ということです。

今回、私の同期におすすめの授業を聞いてみました。これを見てもやはり、人それぞれ選んでいる授業が全く異なっていることが分かると思います。授業の活動を見る人もいれば、成績の評価を見る人もいれば、曜日時限を見て選ぶ人もいる。

それでも、今回の記事を通して一貫していたことがありました。それは、

「自分が授業を受けていて『楽しい』と思えるかどうかは重要である」

ということです。選択した履修理由は違えど、最終的には、『楽しい』と思えた授業を、3期生メンバーは紹介していました。

実はこれが、大学の学びの最大の魅力と言っても過言ではないのでしょうか。必要に迫られていた高校までの学びと違って、興味の赴くままに学習する。深めてみたい学びを自分なりに探求する。そして、自分なりに深めた内容を、同じ興味を持った仲間と共有し、更に深め吸収する。私自身この1年を通して改めて、「『学ぶ』って楽しいな」と思えました。

今までは、「何か辛いな…」と思って、勉強する時があったかもしれません。しかし、大学では、自分で選んで、自分なりの学習法で、自分が好きと思える学びを深化させていくことができます。自分が好きな授業を取ることができることは、高校生の時に比べたら大きな変化ですし、何よりも大きなチャンスです。今回の記事のテーマである履修登録の際も、ただ闇雲に選ぶのではなく、「自分が学んでみたい!」と思えるものを履修してみて下さい。なぜなら、それがきっと、大学生活を楽しむ基本であり、4年間通う意義だと思うからです。

もう一度言います。

「学び方には正解がない」

そんなことを意識して学生生活を満喫してくれたら、私にとってこれ以上の喜びはありません。

ここまで読んでくれて、ありがとうございます!ぜひ、履修登録の際の参考にしてみてくださいね!

新しい人生のスタートです!共に新しいステージで頑張りましょう!シンダイガイド一同、心から応援しています!

※以下に、2021年度のおすすめ共通教育科目に関する記事を掲載しています。良ければこちらもご覧ください。

この記事を書いた人

ずま

ずま

シンダイガイド3期メンバー。 とにかく色々なことに挑戦することが大好きな理系学徒。趣味は“自然に触れ合うこと”と”旅”。 多くの人に有益な情報を届けられるように日々奮闘中!

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