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【学生起業家インタビュー】卒業後も学びが生かされるような家庭教師に「WhyLab」

  • 2023.01.16
  • 2023.01.16
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  • 松本

こんにちは!Leeです。

ある日シンダイガイドのTwitterにこんなDMが届きました。

ある日シンダイガイドのTwitterに届いたDM

どうやら家庭教師のビジネスを起業した信大生がいるそうです!

大学生で企業という話を筆者は初めて聞いて、気になったのでインタビューしました!取材してみると、とても熱い思いを持って起業したのだと感じました。

家庭教師という仕事が気になっていたり、起業に興味があったりする人はぜひ読んでいってください!

企業の内容と特色:将来に生きる学習を!

今回取材したのは信州大学理学部2年の金沢旺央(かなざわあきお)さんと島村泉里(しまむらせんり)さんです。信州大学に在学しながら起業をするに至ったなんてすごいですね!

島村さん(左)と金沢さん(右)

お二人とも、今日はよろしくお願いします!
早速ですがWhyLabはどのような企業ですか?

よろしくお願いします!
WhyLabは家庭教師の企業です。ただ単に学力を伸ばすだけでなく、卒業後も学んだことが活きていくことを目指しています。

卒業後も学力が活きる学習をするのですね。そんなWhyLabの特色は何ですか?

勉強の中で経験したことを将来に活かすことができるようにすることをめざしています。例えば、台形の公式なんて覚えても将来役に立つか分からないですが、勉強をしていく中で培った、計画を立てたり、習慣をつけたりすることは将来へ活きていきます。

なるほど。たしかに勉強の中で身に着けた勉強の習慣は、将来の活動に生きていきそうですね。
何の年齢層を対象にしていますか?

中学生及び高校生を対象に考えています。

具体的にどんなことを考えていますか?

月頭に90分すべて使って計画を立てます。家族との時間、学校、遊びなどを考慮して、自分の意思のある計画を立てます。また、月の最後に、立てた計画が上手くいったかどうかの確認の時間を90分すべて使って行います。

生徒の意思を重視した教育の方針をとっているんですね!

起業のきっかけ:最近の教育に対する違和感

起業しようと思ったきっかけは何ですか?

自分は教員を目指しており、大学で教職課程も選択して、さらに塾講師のアルバイトをしていました。しかし、塾講師をやっている中で、塾の方針は、目の前の成績しか見ておらず、違和感をもったことがきっかけです。

たしかに、自分の人生を振り返って学校や塾では目の前の成績にばかり重きを置かれていたような気がします…
起業しようと思ったきっかけは何ですか?

課題が出されてもやる気が出ないことってあるじゃないですか、自分は、それは生徒の意思でやっているわけではないからだと思うんです。生徒の意思を尊重した教育をしたいと思ったのもきっかけです。また、失敗が許される学生のうちに、自分の教育理念がどれだけ社会に受け入れられるかを挑戦してみようとも思いました。

自分の思ったことを信じて行動にまで移していて凄いですね…
たしかに失敗できるのは今のうちで、今社会に通用するのか確かめるのは大事だと感じました。
家庭教師の運営は2人で行うのですか?また、2人の役割分担はどのようになっていますか?

運営は2人で行っていきます。

自分は事務的なことを主に行っていき、金沢さんがメインで活動を行っていくつもりです。

2人で運営するのは大変そうですね…
意見がぶつからないようにして欲しいです。

これからの展望と伝えたいこと:大切なのはやりたい気持ち

これからはどのようにしていくことを考えていますか?

松本市をメインに活動をしていきたいと考えています。自分たちはまだ資本力が足りていないのでまずは小さいところからスタートして、広げていきたいと考えています。少し苦労してでも、少しでも社会に問題提起ができたらと考えています。まあ、今は自分のやりたいことを成功させたいというのでいっぱいなんですが。

確かにまずは松本市から確実に活動したいですね。来年3年生になってからは家庭教師と学業を両立させていくのですか?

そうですね、来年からは家庭教師と大学を両立させていく予定です。でも自分自身やりたいことがたくさんあるのでもしかしたら休学という選択をするかもしれないです。大学は卒業するつもりなので、休学は、しても1年だと思います。

自分のやりたいことへの思いがよく伝わってきます!
WhyLabから、社会に伝えたいことはありますか?

何をするにおいても自分のやりたい気持ちが大事だと思います。塾などが行う、生徒にやらせる、というのは生徒による自己決定がないものです。自分の決めたことではないことをやらせられた生徒は、これをやる意味があるのかと思うことがあり、この気持ちがやる気が出ないことに繋がります。
放課後に遊びたいのに塾がいっぱいで遊べないのは自分の意思ではないと思います。遊びたいなら遊べばいいと思います。自分自身成績に追われた身として、目の前の成績が全てではなく、多くの経験をする遊びも社会に生きていくということを伝えたいです。

確かに、気持ちがないと何事も続かないですよね。自分の時間もとても大切です。
WhyLabの講師はどのように集めますか?

最初は信頼できる知り合いの中から講師を集めようと考えています。後々講師を募集するかもしれないです。WhyLabでは講師への手当をしっかり行っています。授業しか評価しないのではなく、授業の準備などにも手当をしたいと思っています。こちらからも習慣のつけ方等の情報を逐一共有したいと考えています。

自分のこれまでの経験が家庭教師の方針に反映されていますね!

イベントの告知

WhyLabでは1月2月に生徒と保護者を対象にしたイベントを行う予定です。周りに家庭があれば広めてくださいね。
SNS:Twitter @whylab_think

地域の小学生をメインにした実験教室

1月15日、2月5日

Zoomの体験勉強会

1月9日、1月29日、2月12日、2月19日、2月26日

企業の説明会(保護者向け)

1月11日、1月13日、1月17日、2月3日、2月9日、2月11日、2月15日、2月23日

詳しい時間、場所等は未定ですが、決まり次第連絡するそうです。

おわりに

起業したときの熱い思いがよく伝わってきた取材でした!
話を聞いていて、確かに生徒の意思が反映されていない教育があったかもしれないと気付きました。

この記事を書いた人

Lee

Lee

シンダイガイド3期メンバー。いつも黒に白字で「Lee」の書かれたかばんを持ってます。多忙ですが、信大のいいところを伝えられるように努めます!

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