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バンドマン注目!楽器工房FROGSへのインタビュー

  • 2022.12.09
  • 2022.12.09
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皆さんこんにちは!しゅんすけです。

今回の記事は、長野県松本市にギターやベースの修理工房を構える方へのインタビュー記事です!私の個人的な興味から始まった記事ですが、バンドを組んでいる人ギターやベースを弾く人、さらにはこれから始めてみようかなという人にはピッタリのものになっています。
また、そうでない人も、新たな世界の一部を知ることのできる記事になっていると思います。

取材場所の紹介

今回インタビューする場所として使わせていただいた場所はこちら!

「スタジオ SONIC」です!ここは普段はクラブとして使われるほか、リハーサルスタジオもあるのでバンドの練習もできます。イベントも多く開かれているので、みなさんの興味があるものもあるかもしれないですね!詳しくはこちらのtwitterをチェック!

スタジオSONICのtwitter

お茶まで出していただき、スタッフの方はとても優しかったです。

楽器工房FROGSの簡単な紹介

改めて、今回インタビューさせていただいた方はこちら!楽器工房FROGS代表・岡田拓也さんです。

始めに簡単にこの工房について紹介します。最初にも書きましたが、ここではギターやベースの修理やメンテナンスを行っています。メールやLINEで状態を伝え、見積もりを出してもらい、郵送または持ち込み(スタジオ SONICへ)をすれば修理して頂けます。

HPやLINEのアカウントもあるので、気軽に修理のことなどの相談も行えます。

下はLINEでの実際のやり取りの様子です。

大手楽器店の一つでもあるイケベ楽器や、松本市に会社を構えるDEVISERで働き、そこで得た知識や経験を生かして、初心者からプロのものまで、幅広く対応することができます!イケベ楽器はもちろん、DEVISERはBacchusとかでお世話になっている人も多いのではないでしょうか。

詳しいことはホームページに書いてあるのでぜひ!

楽器工房FROGSのホームページ

工房について

プロフィールに、プロのプレイヤーよりも頼られる楽器職人に憧れるとあるのですが、尊敬される楽器職人とかいらっしゃったのですか?

楽器職人というか、その時新潟の楽器の店員さんにとかに、自分が好きで見に行っていたバンドの人とが相談しに行っているんですよね。音作りのこととかを。そのとき、そっちの役割がいいなって思ったんですよね。

なぜ15年も勤めていた、DEVISERという大きな楽器メーカーから独立しようと思われたのですか?

修理の仕事をしているときに、結構自分だけで仕事が完結しているなと思ったんですよ。お客さんとやりとりして、どういうところが困っているとか聞いて、直して、返してっていうのは、個人でもできるんじゃないかと思ったんですよね。

なるほど。

学生の頃からいずれは自分の工房を持ちたいと思っていたので、それに繋がることを意識してやってきましたね。会社員として働いているときも、この機械必要になりそうだなとか、この機械どこのメーカーのものだろうとか調べたりしながら情報を集めたりしてましたね

ここで、その個人でやるにあたってのメリットは何になりますか?

自分で全部決められるところですね。決めなきゃいけないこともありますけど。会社とかだと、お店との関係性があって、ここサービスしてよ、みたいなのもあったり、こっちがこう説明したいんだけど、間に人が入っているのでスムーズにやり取りができないとか、そういうのはないですね。

確かに、伝えたいこともうまく伝わらないのは少し大変ですね。

仕事のやりがい、印象に残ったもの

仕事のやりがいはどういったものになりますか?

やっぱり、作業してもらえた時の反応がもらえることですかね。嬉しいですね。

例えば、どういった反応がありましたか?

まあ、直接連絡があったのもありましたし、バンドやっている人なら、それを見に行って、直接その楽器を使っているところを見たりできるので、嬉しいですね。

実際に見られるのはいいですね!

持ち込んでくれる方の中には、前もこの方きてくれたなとか、そういった方はいらっしゃいましたか?

そうですね。リピートしてくれる方もいますね。いま、個人でやりだしてまだ1年くらいなので、2回目、3回目という方はいないんですけど、

まだ立ち上げて1年なんですね!もっと前からやっていると勝手に思っていました。

そうなんですよ。なので、何本も持っている方がこれもやってほしいとか、あれもやってほしいとかありますね。あと、バンドやっている方がほかのメンバーのも見てほしいとかありますね。

印象に残った仕事とかはありましたか?

いま結構コロナで外出られなくて、そういえば、若い頃に買ったギター押し入れに入っていたなとか、そういう40代50代の方が多くて、たまたまそういう方と出会って、「こういう仕事をやってるんですよ」と言ったら、「じゃまた始めてみようかな」というお客さんもいましたね。

あー、いいですね!

そういう時、生活に関わるくらいの仕事ができて良いなと思いますね。

HPには実際の作業の様子の一部も載っています!

ギター、ベースの魅力

ギターやベースの魅力ってどういったものだと感じますか?ここは負けないみたいな。

一人でもすごく楽しめるし、ギターやベースのきっかけで繋がっていく縁もすごく多いので、そういったところになりますね。バンドを組めば4,5人の仲間も増えますし、そのバンドでやればさらに何十人にもなりますし、そういうふうに繋がっていくところが魅力じゃないかと思います。

僕もまさに一人で楽しんでいるいる側なので、すごくわかります!

今はネットがあるから、一人でも音楽作ったりできますしね。
一生楽しめる趣味ですね

やっぱり楽器を持って来られる方はプロの方が多いんですか?

いや、全然そんなこともなく、プロの方は専属のギターテックって方がいたり、事務所のつながりでっていうのも多いので。まあ、たまぁにですかね。
家でずっと弾いているって方が多いですね。

どういう人にこの「FROGS」使って欲しいですか?

今までこういうのを利用したことがない人に利用していただくと、どういうところが変わる(音や弾きやすさの変化)かとか、分かっていいと思います。

今ネットで調べて、「自分でできる」っていうふうに思っちゃうんですけど、「自分でやってるですよ」って持ち込まれた時のほうが状態があまりよくないってときもあるんですよね。

ネットで紹介してる人もそうでない(リペアマンでない)人もいるのでので、間違った方法を信じちゃって悪化しちゃうことも…。

自分でやるのもいいんですけど、相談してもらえればネットに載っている情報(修理方法やギターの状態)とは違うよってことも教えられるので。

上の画像にもある通り、ギターやベースのセルフチェックもブログに載っています。要チェックですね!

ギターやベースを弾く人、弾こうとしている人へ

信大は県外からくる人も多いのですが、長野県でギターやベースを管理する上で注意した方がいいことはありますか?

長野県、やっぱり寒いのが特徴だと思うんですよ。ギターとか保管する状況って、やっぱり人間が快適だなって思う環境に保管するのが一番いいんですよね。例えば、冬場で暖房をつけていると乾燥するのでそういう時は湿度を上げてあげるとか。

寒暖差にも弱いので暖房付けたりすると、結露がついたりするんですよね。それで濡れちゃったりすると水分吸ってよくないとか、カビ生えたりしてしまうので。

けれど、ケースにしまいっぱなしにするよりは、出してあげてた方がいいんですよね。出しといて頻繁に弾くのが楽器には一番いいです。

僕もケースに入れっぱなしがいいと思って入れっぱにしちゃってました。

弾いていれば、人間の手の水分とかで保湿できるので、結構それだけで十分だったりしますね。

楽器を始めようという方に向けて、こういう選び方をした方がいいとかありますか。

今買う人って、みんなネットで調べると思うんですよね。「初心者おすすめ」みたいな。一番大事なのって、続けられることだと思うんですよ。

ギターって最初難しいじゃないですか。初心者向けじゃないもんでも自分が気に入ったものであれば続けられるので、そういう感覚を大事にしてもらった方がいいと思います。

例えば、好きなアーテイストとおんなじモデル、ACIDMANが好きなら、Rickenbacker、ハイスタ(Hi-Standard)が好きならレスポールみたいな。そういう感覚を重要にした方がいいですね。

私は完全にその感覚でRickenbacker(下のギター)の購入を決めました…。
頑張りました…。

小話

実は松本は音楽に盛んなところだそうで、ホールもありますし、ライブハウスもいくつかあります。そのうえ信大のOB生が運営を担っている、ってこともあるそうです!これは初めて知ったことなので結構びっくりです。岡田さんも信大の軽音部のことを知っていたので、信大と音楽のつながりをよく感じられました。

ちなみに、なぜ名前が「FROGS」か聞いてみました。先日開かれたカエル祭りのように、カエルのイメージが松本にあること、修理にきた楽器がよみ「がえる」という意味があるそうです。洒落がきいてていいですね。

最後に

今回が自分自身初のインタビューということもあり、うまくいかないことも多くありましたが、そんな僕に対しても「気軽にいきましょう」と終始本当に親切してもらいました。作業によってはおよそ一か月かけるものもあるそうですが、それだけ丁寧に見てもらえることがわかります。ギターやベースは、決しては安いものではなく、自分だけの一生ものです。少しでも気になれば、LINEアカウントもあるので気軽に相談してみてはどうですか?

下にtwitterとLINEのURLがありますので、クリックしてチェックしてみてください!

楽器工房FROGSのLINEアカウント

楽器工房FROGSのtwitter

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

しゅんすけ

しゅんすけ

2.9期メンバー。大体いつも帽子をかぶっています。地元出身の利を生かして、信州のいいとこを提供できるよう頑張ります!

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