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【新入生必見】履修登録完全まとめ!(Part1〜概要〜)

  • 2023.03.20
  • 2024.01.12
  • お役立ち
  • 新入生向け
  • 松本

こんにちは!がんちゃんです。

新入生の皆さんは大学入試に合格し、一息ついたらすぐにオリエンテーションや入学式といったイベントがどさどさ舞い降りてきます。
そんなバタバタとしたスケジュールの中に、新入生の最初の大きな関門「履修登録」が立ちふさがります。
僕も1年生の前期の履修計画は、履修登録の仕組みがいまいちよくわかっておらず、期限ギリギリになってしまったり、変な授業をとってしまったりと苦い思い出が蘇ります笑。

そこで、僕みたいに大変な思いを経験してほしくないため、このような記事を書いていきます。
題して「履修登録完全まとめ!
これさえ読めば、履修登録の内容が大方わかるかと思います! 
ぜひ最後まで読んで、あなたの思い通りの履修登録をしてくださいね!

今回の記事の大まかな流れ

始める前に少しだけ今回の「履修登録完全まとめ!」の記事の流れを説明していきます。

  1. 「共通教育履修案内」のざっくりとした使い方
  2. 授業科目の区分や授業の形式・種類について
  3. おすすめの授業の決め方
  4. 授業抽選・履修の登録の仕方

今回のPart1では1と2について解説していきます!
Part2では残りの3と4を解説していきます。近日中にPart2も公開するので少しだけ待ってくださいね。

まずは「共通教育履修案内」をチェック!

自分の履修要件を確認しよう!

まずは大学から配布されている「共通教育履修案内」をチェックしましょう!
もし今は手元にないという人もこちらからオンライン上の履修案内を見ることができるので確認してくださいね。

2021年度入学生の履修要件表 ■教育学部 社会科教育コース用

履修案内を開いたら、最初は履修要件を確認しましょう。

この画像は、僕が実際に参考にしていた2021年度教育学部社会科教育コースの履修要件表です。
今回はこちらを例に上げて履修説明をしていきます。

この表は、自分が在籍している学部・学科・コースでは、どのような科目を履修すればよいかを示しています。
逆を言うと、この履修要件に入っていない科目を履修してしまった場合、卒業要件の単位と換算されなくなってしまうことがあるので気をつけてくださいね。履修要件を確認することはすごい大切なので絶対に見落とすことが無いようにしましょう。

この画像の表に該当しない新入生の方でも、各学部・学科・コースに在籍している履修要件表がそれぞれあるので、各自確認してくださいね!

履修登録単位数上限について

履修要件の一番下をみてみると、「履修登録単位数上限」というものがあります。
これは前期・後期で取れる単位の数が各学部ごと決まっており、その上限を超えて履修することができない仕組みになっています。僕の場合は前・後期それぞれ24単位、合計48単位までしか履修することができない事になっています。

ただし、例外がいくつか存在しており、「教職に関する科目が含まれない」だったり「前期の成績が優秀な学生で、学校の許可がある場合には上限が各自で設定」されたりなど対応が異なって来ます。基本的には履修要件表に記載されている数字を参照すれば良いですが、もっと詳細を知りたい場合は、各学部の学生便覧の参考や共通教育窓口に問い合わせをするなどをしてください。

科目区分を知ろう!

共通教育科目と専門科目

最初は「共通教育科目」と「専門科目」について確認しましょう。

共通教育科目は、全学部の学生が履修できる科目です。基本的に松本キャンパスの全学教育機構で授業が開講されるので、8学部の学生が入り混じり、授業を受ける形になります。メリットとしては、学部を超えた友達が授業を通じて、できる可能性があります!

次に専門科目は、各学部ごとに開講されている科目です。松本キャンパスで開講されているものも一部ありますが、教育学部では長野キャンパス、繊維学部は上田キャンパスのように、各学部のキャンパスで開講されているものがほとんどです。

今回の記事では、共通教育科目について主に取り上げていきます。
次からは共通教育科目について細かくみていきましょう。

基盤系について

最初は「基盤系」についてです。

基盤系は「学術リテラシー」「統計・科学史・現代社会論」「健康」「言語」の区分があります。
それぞれを細かく見ていきましょう。

学術リテラシー

「学術リテラシー」は全学部の1年生が必ず履修(=必修)しなければいけない科目です。

1年生前期に隔週(2周間に1回)に授業があるもので、約50人の授業規模で開講されます。内容は4人1グループで、先生が出す課題をグループ間で協力して解決していくものです。
評判は…ぜひ先輩に聞いてみるといいかもですね!

統計・科学史・現代社会論

「統計・科学史・現代社会論」は信大8学部と全学教育機構の先生方が開講している授業です。文系の人が理系の授業を、逆に理系の人が文系の授業をとっても、比較的難なく授業を受けることができます。

最初に掲示してある、私の履修要件では、『左記の3区分のうち2区分から選択し、4単位を修得すること。』と記載されています。
例をあげると、「僕は統計は苦手だから科学史・現代社会論の2つの中から履修しよう!」みたいなものです。

注意点としては、学部によって2単位分だけ修得すればよいものもあれば、私のように4単位分修得しなければいけないということもあるので、これも履修要件表で確認してくださいね。

健康

次の「健康」は全学部の学生が、必ず単位を修得(=必修)しなければいけない科目です。

この科目は、【理論】と【実践】で構成されており、どちらか一つでも欠けてしまうと、単位を修得できない(=落単)もので、落単してしまうと来年度再履修という形となっています。(2年次松本キャンパス以外のキャンパスに通う学生(=離松生)は松本キャンパスでもう一度授業を受けること(=通松)になるので注意してください笑。)

少し脅してしまいましたが、普通に授業に出席して、出された課題を期限内に提出すれば落単することはないですよ!

言語

基盤系最後の「言語」は「英語」と「初修外国語」の2種類に分けられます。

「英語」は「アカデミック・イングリッシュ・フェイズ(=AE)」、「プラクティカル・イングリッシュ(=PE)」、「クリティカル・リーディング(=CR)」の3種類があります。「AE」は全学部の学生が必修ですが、「PE・CR」は学部によって履修する科目が異なります(例:教育・理学部はPE、人文・農学部はCR等)。

「初修外国語」は「中国語ドイツ語フランス語ハングル(=韓国語)・スペイン語」の5つの言語があります。
人文学部の学生はいずれかの言語が必修ですが、それ以外の学生は履修しなくてもOKです。人文学部以外の人が履修した場合は2単位まで教養系の科目として換算されます。その言語について興味がある場合は履修してみてくださいね!

教養系について

次は「教養系」についてです。

教養系は大きく分けると「人文・社会」、「自然・技術」、「環境・健康」の3つの区分があります。

教養系の科目も、各学部ごと修得する単位の数が異なります。
私の場合は、教養系で20単位分修得しなければいけません。しかし、安直に人文・社会分野だけを20単位分修得すればよいかという訳ではないため、ルールに沿って履修するような仕組みになっています。
今回は各区分の簡単な説明や注意点をピックアップしていきたいと思います。

人文・社会

最初の「人文・社会」は、端的に言うと文系科目を多く取り扱っているイメージです。
哲学や文学、言語学、歴史学等といった科目があります。

この科目の注意点は「教員免許修得予定者」は政治学分野の「日本国憲法」を履修する必要があります。
また、学部・学科によっても違いますが、2単位分修得する必要がある学生もいるので、履修要件表を見て、必修かどうかを調べてくださいね。

自然・技術

次の「自然・技術」は、端的に言うと理系科目を多く取り扱っているイメージです。人文・社会と逆のイメージでいいかもです。
数学や物理学、生物学といった科目があります。

注意点として、これも学部・学科によって異なりますが、2単位分修得する必要がある学生もいるので、履修要件表をしっかり見ておきましょう。

環境・健康

最後の「環境・健康」は、端的に言うとスポーツや人間に関する科目を多く扱っているイメージです。
環境や人体についての科学分野を学ぶことができます。

また、この科目についても注意点がいくつかあります。
1つ目は「環境科学」についてです。この科目区分は全学部必修です。そのため全学生必ず履修するようにしてください。
2つ目は「スポーツ実習」についてです。教育学部の学生は「キャンパススポーツ実習」or「アウトドアスポーツ実習」のどちらか一つが必修です。

以上が教養系の紹介でした。

専門基礎系について

続いて「専門基礎系」についてです。

専門基礎系は大きく分けて2つの区分に分けることができます。
1つ目は「言語(2年次)」。
2つ目は「基礎科学」です。

言語(2年次)

「言語(2年次)」は、1年次に基盤系で学習したものの発展型なのですが、この区分は新入生については、関係があまりないもののため、今回詳しい説明は割愛します。

基礎科学

「基礎科学」は、専門科目の基盤となる科学を学ぶ科目であり、特定の学部・学科・コースで開講されるものです。

私の場合、基礎科学の履修要件表を見てみると、特に記述がないため履修する必要がありませんが、主に理系学部・学科の学生は必修になっていることが多いです。(一部の理系学部を除きます)
自分は履修すべきかは、履修要件表や学生便覧で確認して、見落としたり間違えて履修したりすることが無いように気をつけてくださいね。

以上で科目区分についての説明を終わります。
こうして自分で整理して記述していても「区分の種類が多すぎや!」とツッコミたくなりますね笑。
科目区分を間違えて履修するとえらいこっちゃになってしまうことがあるので、間違いが無いように気をつけましょう!

授業の仕組みを知ろう!

次は授業の形式・種類について知っておきましょう!

講義

最初は「講義」についてです。
講義形式の授業は大体100名程度の授業規模のものです。
先生が喋って、私達学生が先生の話を聞くといったスタイルのものを指します。
いわゆる普通の「授業」は講義形式のものを指すことが多いです。

演習(ゼミ)

次に「演習」についてです。
演習はゼミとも呼ばれていて、大体20〜30人前後の授業規模のものを言います。
グループごとで資料作成やディスカッション等の活動をしたり、同じ科目を履修している学生の前プレゼンをしたりすることが多いです。
基本的に演習形式の授業には「〇〇ゼミ」のように授業名の末尾にゼミとついていることがほとんどです。

そして教養系科目の演習形式の授業は全学部の学生が2単位以上必修です。
原則として1年次に履修する決まりとなっているので、忘れることなく受講してください!

【EA】

次に【EA】についてですが、これは「e-Learning」を中心に行う授業です。授業の副題に【EA】とついているものはこれに該当します。
実際の教室に行かなくてもZoom等の会議システムを用いたり、eALPSを利用して動画やテキストを見て学習したりする形式のものを言います。
ですので教室に行くのが面倒だったり、他キャンパスから授業を受けたい人におすすめの授業形式です。
前の授業が対面で、次の授業が【EA】の場合でも、空き教室や図書館を使用すれば授業に参加することができるので、大学内でも【EA】の授業に参加することができます。

シラバスの使い方を知ろう!

アクセスの仕方

次にシラバスの使い方を知りましょう!

シラバスとは、授業がどこで、何曜日・何時間目に開講されているか等の情報を見ることができるものです。
シラバスのリンクはこちらから見ることができます。

信州大学シラバストップページ
https://campus-3.shinshu-u.ac.jp/syllabusj/Top

まず、トップページにアクセスします。すると左側には学部生用のものが、右側には大学院生用のものがあります。
共通教育科目の授業を調べたい場合は左側の下から2番目「共通教育(全学教育機構)」のリンクをクリックしてください。
また補足ですが、専門科目は各学部ごとに開講しているものです。ですので専門科目(特に新入生の場合は新入生ゼミナール等)を調べたい場合は、自分が在籍している学部のリンクをクリックしてくださいね。

授業の検索の仕方

信州大学シラバス共通教育ページ

「共通教育(全学教育機構)」のリンクをクリックするとこのような画面が出てきます。
ここで授業の情報を授業名や時間、先生の名前などで検索をすることができます。授業情報を完全に知らなくても一部の情報(例:先生の名字、授業名の一部)でも検索が可能です。

補足ですが、基本的な授業情報を調べたい場合は授業名先生の名前曜日・時限などでほとんどの場合絞ることができます。
そのため「市民開放授業」から下のチェック欄は、使用することがあまりないのでスルーしても問題ないです。
(※一番下の「全学横断教育プログラム」を使う学生が一部いるので、対象の方は気をつけてください。)

検索内容の見方

自分が調べたいキーワード等を入力するとそれに応じた検索結果が出てくるはずです。
調べたい授業名が見つかったら、そこをクリックします。そうすると、曜日・時限や講義室といった基礎的なものや、授業計画や成績評価方法といった詳細な情報が、事細かに掲載されています。
ここで授業の大方の情報を得て履修計画の参考にしてくださいね。

まとめ

今回は履修登録の概要について取り上げてみました。
ちょっと情報量が多くなってしまいましたが、丁寧に書いたつもりなので、じっくり読んでくださると幸いです!

次のパートでは「履修登録の一連の流れ」を説明していきたいと思います!気になる人はぜひチェックしてくださいね。

また、履修登録する際のおすすめ共通教育科目についても記事にしているので、ぜひそちらの記事も見てみてくださいね!

では次のパートでお会いしましょう!

この記事を書いた人

がんちゃん

がんちゃん

21教育(社) 約20年間住んでいる長野市周辺の魅力を誰にでもわかりやすく伝えることができるように頑張りますー!

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