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信大周辺の〇〇ってどのへん?各地区の特徴を紹介!

  • 2021.07.19
  • 2022.10.18
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こんにちは、ライターのヒロです。

よく友人と喋っている時に、住んでる場所の話になったりします。
「どのへん住んでたっけ?」、「あのお店ってどこにあるん?」とか。

信大に通う年数が伸びると、自然に地名と場所勘は一致してくるけれど、意外と、場所の認識が異なることもあったりしますよね。

友人「桐に住んでる~」
ヒロ「桐デリらへんか」(デリシア桐店のこと)
友人「もっと下よ、下」
ヒロ「下あったの(笑)」

僕が1年生の頃は、信大の西側なんて、まったくの別世界で、

友人「沢村の公園でキャッチボールしよ」
ヒロ「

はい、こんなかんじ

な~んてことは日常茶飯事。

1年生のころは、「どこ!?」という話から、その周辺のお店やスポットの話まで、会話を広げてくれる非常に優秀なオープナーでした。

とはいえ、信大生として、信大周辺の地域は把握しておきたい!という方や、信大に入学予定で、どのへんに住むか迷ってる!という方もいらっしゃると思うので、今回は、信大周辺の地域をダイジェストに紹介していきます~!

信大周辺の地域一覧

今回は、6つのエリアに分け、ご紹介します。(青字部分をクリックすると該当エリアに飛べます!)

  1. 信州大学松本キャンパス(オレンジ色)
  2. 北東エリア(黄色):浅間
  3. 東エリア (黒色):南浅間、大村
  4. 南東エリア(緑色):元町、横田、惣社
  5. 南エリア (水色):旭、女鳥羽、北深志
  6. 西エリア (桃色):桐、沢村、蟻ケ崎
  7. 北エリア (紫色):岡田(下岡田・岡田松岡・岡田町)

※今回紹介できない3地区(灰色):美須々、水汲、開智
※また、境界線はアバウトに引いているので、ご参考までにどうぞ。

1.北東エリア(黄色):浅間

北東には、浅間地区があり、浅間温泉街が広がる地区になります。浅間で温泉を楽しむのも良し、旅館に泊まってみるもよし。また、東へ行けば、美鈴湖があり、キャンプ場などがあります。⇨信大周辺全体図へ

〇通学の楽さ ★★☆☆☆
行きは下り、帰りは登りになる浅間地区。やまびこ道路の傾斜が若干きつくなってくるのも南浅間~浅間付近からです。信号も多いので、ひっかかる可能性も高いです。「意外と遠い」と感じる人が多い地区でもあります。

〇利便性  ★★☆☆☆
何より温泉が近くにいっぱいある!ことは魅力なのですが、日用品や大型スーパーが近くにあんまりないことがネックになっています。また、地物野菜が安いスーパー”イーストア浅間店”があります(個人的に大好きなスーパー)。とは言え、学生に人気のラーメン屋さんやレストラン、コンビニが多くあります。野球場やテニスコートもあって、近辺ではテニスの掛け声や野球の青春の声も聞こえてきます(時期による)。

〇学生住んでる度 ★★☆☆☆
信大から少し遠く、大きなスーパーなどがないので、岡田地区と同じく家賃が安いということで学生が多く住んでいます。温泉街付近は住宅街というより旅館街ですが、少し外れると、住宅街になります。
 

2.東エリア(黒色):南浅間、大村

東エリアは、南浅間地区と大村地区の2つです。南浅間地区は、その名の通り浅間の南にある女鳥羽川沿いの地区になります。大村地区は、南浅間の東側にあり、東側にある山まで一帯が大村になります。山付近は田畑が広がり、それ以外は住宅街という感じです。⇨信大周辺全体図へ

〇通学の楽さ ★★★★☆
信大周辺は、北に向かって登りの傾斜がかかっています。なので、ほぼ真横にある東エリアは、行きと帰りを通して、坂を登ることが少なくとても楽です。また、南浅間・大村地区は、横断歩道も少ないため、信号に引っかかることも少ないです。信大東門があるので、東門に近い医学部棟や般教棟の学生におすすめです。

〇利便性  ★★☆☆☆
東エリアは、やまびこ道路沿いに飲食店が立ち並んだり、元町地区のスーパーや浅間地区のコンビニがあります。とは言え、住宅街の狭い道が多く、車の運転や通学には慣れが必要です。また、大村地区の東には多くのランナーがいる田畑が広がっています。

〇学生住んでる度 ★★★★★
本当に多いです。学生アパートが他の地区に比べて多い印象。ほぼ住宅街なので、地域住民のかたも多いですが、学生もそれなりにいる印象。これは個人的なイメージですが、敷地内駐車場付きの学生アパートも他地区と比べて多いような気がします。
 

3.南東エリア(緑色):元町、横田、惣社

南東エリアは、西から元町地区、横田地区、惣社地区の3つがあります。元町地区は、女鳥羽川沿いを縦に伸びる長い地区で、北はデリシア元町店、南はSEIYU元町店まであります。横田地区は、今でこそ少なくなりましたが、温泉街の一つで住宅街が広がる地区になります。惣社地区も住宅街が多いですが、隣の山辺地区や上の大村地区に近づくにつれて、田畑が見えてきます。⇨信大周辺全体図へ

〇通学の楽さ ★★☆☆☆~★★★★★
信大に近いエリアに住んでいるのであれば問題ないですが、南東に行くにつれて、通学がしんどくなります。帰りは下りですが、行きは登り。しかも、元町横田付近には大通りもあり、信号も多い。また住宅街が広がっているので、細かい道も多い。さらに、横田と惣社は地域住民の方が多いので、自転車/車での通学には注意が必要です。一方で、大通りや川沿いまで出れば、自転車は漕ぎやすいので、よく全速力で駆け上がる学生を見ることが(笑)。元町の一部地域は、信大から横移動だけで通学できるので、かなり楽です。

〇利便性  ★★★★★
南東エリアの北の方は、”デリシア元町店”があります。さらに、元町を縦に走る”やまびこ道路沿い”には、SEIYU・ガスト・コンビニなど多くのお店が立ち並んでいます。また、惣社の方には、”マツモトキヨシ”もあり、特に生活用品では困りません。イオンに行くにしても、今回紹介する地区の中では最も近く、行きやすいのもポイントです。一方で、惣社の方や横田では、夜遅くまでやっているお店(飲み屋等)が無く、やまびこ道路や駅前まで出る必要があるのが難点です。しかし、SEIYUやイオンに近いのかなり強い利便性を持っています。

〇学生住んでる度 ★★☆☆☆~★★★★★
利便性が良いとて、南東(惣社方面)に行くにつれて学生はそこまで多くは住んでいない様子(思誠寮があるのは、比較的信大に近い横田ですね)。一方で、縦に伸びる元町地区は、利便性が優れているだけでなく、信大まで横移動、もしくは大通り・川沿いを駆け上がるだけなので、多くの学生が住んでいるようです。
 

4.南エリア(水色):旭、女鳥羽、北深志

南エリアは、旭地区、女鳥羽地区、北深志地区の3つがあります。旭地区は、われらが信州大学を有し、信大のすぐ南の地区になります。その旭地区を両側から挟むように位置するのが他2地区であり、女鳥羽川沿いにあるのが女鳥羽地区、大通りの萩町商店街を中心にあるのが北深志地区になります。⇨信大周辺全体図へ

〇通学の楽さ ★★★☆☆~★★★★☆
信大の南に位置するため、行きは登りになります。しかし、大通りもしくは川沿いをほぼ直進する形が多いので、比較的楽な登りだと思います。旭地区なんて、信大のすぐ南ですからね。さらに、女鳥羽川沿いは、歩道の段差がないので、自転車通学も楽なイメージがあります。一方で、北深志だと細い道と信号がないのに交通量がある交差点が多いので、スピードの出しすぎには注意が必要です。

〇利便性  ★★★★★
この3地区自体には、目立つ施設はないものの、”元町のSEIYU”や”やまびこ道路”、城の北側を走る”県道67号線”にアクセスしやすく、利便性は高くなっています。さらに、コンビニが複数あるのも、イオンや駅に近いのも魅力です。また、女鳥羽川はランニングなどの運動スポットでもあり、気軽に運動できる環境も整っています。個人経営のレストランやパン屋さん、スイーツ屋さんなどもあるのも魅力です。

〇学生住んでる度 ★★★★☆
旭地区は、信大のすぐ南ということもありますが、地区自体小さいのでそんなに多くなく、女鳥羽地区や北深志地区に多いです。特に、女鳥羽川沿いは多い印象があります。
 

5.西エリア(桃色):桐、沢村、蟻ケ崎

西エリアは、桐地区、沢村地区、蟻ケ崎地区の3つがあります。桐地区は、信大のすぐ西側から、少し北までをカバーしています。私はてっきりデリシアの周りだけだと思っていました(笑)。沢村地区は、かなり広大な地区であり、また縦にも横にもアップダウンのある地形となっています。さらにその西にある蟻ケ崎地区には、こまくさ寮があります。⇨信大周辺全体図へ

〇通学の楽さ ★★☆☆☆~★★★★☆
桐地区の中で信大の真横に位置するところでは、横移動だけで済むので楽なのですが、信大から西にいくと、ただの横移動で済まず、アップダウンのある横移動になってしまうので、しんどい部類に入ると思います。また、大通りである”こまくさ道路”も歩道と車道が狭く、通学に慣れが必要です。蟻ケ崎の北端にある”こまくさ寮”の学生の多くは、大通りを通らず住宅街を通るみたいですが、学生と住民の方で混雑するみたいなので、これもまた慣れが必要です。メインの入り口となる信大西口周辺も混雑しますね。

〇利便性  ★★★☆☆
こまくさ道路沿いや信大周辺の桐地区に、多くの飲食店やスーパーが立ち並んでいるだけでなく、軽食も販売している薬局もあり、日用品や食品には困らない印象。とはいえ、3地区ともに住宅街なので、大通り沿い以外には飲食店は少なく、大通りまで出る必要があります。また、蟻ケ崎/沢村地区は、デートスポットでもあるアルプス公園にも近く、複数人もしくはカップルで非常に行きやすい場所とも言えます。しかし、イオンや駅前には遠く、服などの買い物がしたいときには、車があるとかなり便利になる地区でもあります。

〇学生住んでる度 ★☆☆☆☆~★★★★★
西エリアの中でも信大に近い桐には多くの学生が住んでいるものの、沢村、蟻ケ崎と西に行くにつれて、その数は減少傾向にあります。蟻ケ崎に住む学生のほとんどは”こまくさ寮”に入寮している学生で、それ以外の蟻ケ崎地区内で学生が住んでいるのは少数です。
 

6.北エリア(紫色):岡田など

北エリアは岡田地区(下岡田・岡田松岡・岡田町)があります。さらに北には岡田と名の付く地名が広がっているのですが、あまりにも広大なため、今回は、比較的学生の住んでいる上記3地区をまとめて岡田地区とさせていただきました。⇨信大周辺全体図へ

〇通学の楽さ ★☆☆☆☆☆~★★☆☆☆
行きは、下りですが、帰りは登りになる上に、かなり北に位置するので、「しんどい」という結果に。しかし、信大正門前も通る大通り沿いであれば、そのまま南に下ったり、北に上るだけでつくので、比較的楽に通学できます。とはいえ、傾斜があるので、この評価にしました。

〇利便性  ★☆☆☆☆
大通り沿いにコンビニと”スーパーF”や”やきとり大吉”などもあるので、意外と充実しています。しかし、スーパーの閉店時間も早く、岡田在住の学生の多くがデリシア桐店を併用しています。さらに、イオンや駅前に一番遠いのもデメリットの1つです。また、大学から登っていく必要があるため、”学生が集まらない”ことも挙げられます。自分の部屋を学生のたまり場にしたくないという方にはぴったりですが、友達を呼びたい人にとっては、大変かもしれません。

〇学生住んでる度 ★★☆☆☆~★★★☆☆
遠いからまったく学生が住んでないと思いきや、遠いゆえに家賃が安く、その結果学生が意外と住んでいるという結果に。岡田地区と言ってもかなり広いので、場所によっては学生が多く住んでいる地域もあるそうです。(今回はとり上げていませんが、さらに北にある岡田から通う学生もいるそうです。すごすぎる。)
 

さいごに

どうでしたか?
まだ松本のことをあまり知らない新入生の方も、もう松本は知ってるという在校生の方も「大体、頭の中ではわかっていたけれど、地図でみると、こんな感じだったんだ!」等、発見が少しであれば幸いです。また、これから信大に入学してくる学生の方々も一人暮らしの場所選びの少しでも参考になれば幸いです。
今回、執筆中に驚いたのは、明確な地区の境目を知らなかったので、「このお店はこの地区だったのか」という発見と、多くの人にインタビューする中で、どこに住んでても”本気で自転車こげば15分ぐらいでつく”(信大まで)ということが分かったことですね(笑)。

利便性と通学と家賃のどれをとるのか。住む場所というのは、決めるのに悩むことが多いものでもありますが、「住めば都」という言葉があるように、是非足を一度運んでみて、びびっときたところの良さを住みながら見出していくというのも良い方法ではないでしょうか。松本暮らしなんてもう慣れっこな上級生ですら、新たな発見や知らない魅力がまだまだあります。それを見つけてより楽しい在松生活にしていきましょう。
それぞれの地区の特集記事もこれから書いていく予定です!乞うご期待!

この記事を書いた人

ヒロ

ヒロ

信大GUIDEメンバー・経法/法所属 色んな分野をつなぐことが大好物。

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