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『第7回松本カリーラリー』でカレー三昧

  • 2021.08.09
  • 2022.10.18
  • グルメ
  • 松本

どうも、食いしん坊担当のヒロです。
本格的に夏の始まりを感じてきましたが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?夏は特に、暑さからか冷たい物が食べたくなります。けれど、冷たい物ばかり食べていると体調を崩してしまうのも事実。そこで皆さんに提案があります。

「カレーいかがですか?」

というのも、現在松本では、『第7回カリーラリー』というイベントが開催中です。松本市内にあるカレー専門店から、日頃カレーを提供していないお店まで参加しており、各店渾身のカレーを食べて、スパイシーでHOTな夏にしよう!というイベントです。しかも、行った店舗数によってオリジナルグッズもゲットできちゃう!

カレーを食べて暑さを克服しつつ、行ったことのないお店を開拓したり、いつもよく行くお店の限定メニューを食べたりして、暑い夏も楽しみましょう!皆さんが、カリーラリーを通じて、松本の魅力発見・夏を楽しめるように、この記事では、カリーラリーの概要と実際にライターが食べたカレーとお店の紹介をしていきます!

カリーラリーの概要と参加方法

  • 開催日程:2021/7/12~8/31 ※時短要請による影響に鑑み、最大9/30まで延長とのことです!(9/5追記)
  • 参加店舗数:90店 参加店舗については、カリーラリー公式ブログをチェック!
  • 参加方法:
投票によって今年のカレーNO.1が決まります
  • オリジナルグッズをゲットしよう!:
目指せカリー王!!

実際に行って食べてみた!

今回、ライターが訪れたお店は4店舗!

  • ラーメン店『麺州 竹中』in中町通り
  • レストラン『スパイスと薬膳のお店 倶利伽羅』in浅間温泉
  • カレー専門店『DOON食堂 印度山』inはしご横丁(大手)
  • 中華料理店『小皿中国料理 間道』in深志

1皿目『麺州 竹中』”カレーまぜそば”

1店舗目は、中町通り沿いにあるラーメン店「麺州竹中」さんへ。カリーラリー1店舗目ということもあってドキドキしながら入店。券売機で購入し、カウンターで座して待つ。注文したのは、カリーラリー限定メニューの”カレーまぜそば”

辛さは、甘口で写真横にある調味料で辛さを自分好みに辛くすることが出来ます。4店舗目以降特典は味玉!

一見、カレーはどこぞ?とはなりつつも、麺を持ち上げれば底にはカレーが!卵の黄身を割り、下から豪快に混ぜていく。箸で持ち上げるとかなりの重量感を感じる。パクリ。

圧倒的”カレー”感!!!

太麺に濃厚カレーダレが良く絡んで、圧倒的カレー感が味わえる。カレーダレと太麺の相性は抜群。麺はもちもちで、通常のカレーでは味わえない食感が楽しめる。しかも、通常のまぜそばのように脂っこくなく、カレーのさっぱりさを持ち合わせているからどんどん箸が進む。それでも、少し休憩したくなれば、メンマやアスパラを一口。このアスパラがみずみずしくて一休みにはもう最高。さらに、でかい角煮がどっしりと鎮座している。漂う重厚感とは裏腹に、柔らかくほろりとジューシー。見事に、この角煮に懐柔されました。その後、まぜそば、アスパラ、まぜそば、角煮、まぜそばを繰り返し、気づけば、完食。一皿の満足感100%。

何より、食べた後の満足感がすごい。麺とカレーの相性だけでなく、サイドの野菜や角煮もベストマッチで、濃厚なまぜそばもさっぱりカレーも大好きな僕にとってとても美味しい一皿でした。食べた後に思ったのですが、予め調味料で辛くしておいて、辛すぎた場合は、黄身を割って辛さ調節をする良いですね!麺州竹中さんは、通常メニューのラーメン/まぜそばも美味しいと評判なので、次は、通常メニューを食べてみたい~!

営業時間11:30~14:30/18:00〜21:00
定休日水曜日
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2皿目『倶利伽羅』”ラム肉と根野菜の薬膳カリー”

2店舗目は、浅間温泉松本市野球場の北の道路沿いにあるレストラン「スパイスと薬膳のお店 倶利伽羅」さんへ。夜になると暗くなりがちな浅間温泉でも、お店と看板の光が煌々とあたりを照らしていて、分かりやすい。入ってみると、席ごとに仕切りがあり開放感もありつつ、一人でもグループで来ても楽しめそうな雰囲気。注文するのは、勿論カレー。通常メニューでカレーを提供しており、カリーラリー対象のカレーは数種類。かなり迷った末に、注文したのは”ラム肉と根野菜の薬膳カリー”。

ごはんは雑穀or白米から選べ、辛さも注文時に伝えることが出来る。4店舗以降特典は、特製ラッシー!

実は、スープカレーが初めまして。そんな僕でも食べられるように、スープカレー食べ方ガイドもテーブルにあり、非常に助かりました。加えて、薬膳カレーなるものも初めてだったので、恐る恐るスープを口に運ぶ。

あったかい。

スープカレーなので、温かいのは勿論のこと、薬膳スパイスで体がポカポカしてくる。とは言え、スパイスはきつすぎず、さらさらしたカレーに寄り添うようなやさしさで温めてくる。そんなやさしい温かさの中にも、奥の方からものすごい力強さを感じる。ラム肉だ。写真では、ライターの撮影が下手で頭しか見えてないが、氷山の一角。引き上げてみると、かなりごつい。しかし、一緒にカレーと煮込んでいるのか、箸でつつくとホロホロで適度な脂の甘みもある。ラム肉のうまみが溶け込んだカレーとラム肉をほおばると、もう微笑んじゃう。もちろん、ラム肉特有の臭みは一切ない。しかも、ごろっとした野菜たちも負けていない。夏野菜のなかでも、熱をじっくりくわえると甘くなる根野菜がこれでもかと入ってる。特に、事前に素揚げされたナスはカレーをよく吸ってジューシーだし、ぱりぱりロングなゴボウは、うまみが凝縮されて、そのまま食べてもカレーに浸して食べても最高。付け合わせのサラダとやさしいピクルスを間にいただきつつ、完食。

終始、脳内で根野菜を持った羊に圧倒されていました。それでいて、薬膳パワーでしょうか。かなりポカポカしています。猫舌で熱々を食べられない僕ですらポカポカ状態。やさしく温かい味わいなのに、全ての食材が力強さを持っていて、薬膳&スープカレー初心者な僕にとってとても美味しく、他の薬膳料理を食べてみたい!と思うような1皿でした。倶利伽羅さんは、スープカリーだけでなく、薬膳を使った料理を中心に提供されています。食欲が減衰しがちなこの夏に、食から元気出したい!治したい!という時に、皆さんも行ってみてはどうでしょうか?

営業時間11:00~15:00/17:30〜21:00
定休日木曜日
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3皿目『DOON食堂 印度山』”チキンタリー”

3店舗目は、大手の”はしご横丁”内にあるカレー専門店「DOON食堂 印度山」さんへ。DOON食堂さんは松本市のカレー専門店としても有名で、未だに行ってなかったことに反省。地図だけだと気づかなかったのですが、はしご横丁内にあるとは。レジと厨房があるテーブル席以外に、離れのように飲食できる空間が横丁内の小道を挟んで向かいにあったり、外の席もある。今回は、離れの空間でゆっくりと待つ。注文したのは、”チキンタリー”。

パクチーは載せるか載せないか選べます(重要)。4店舗目以降特典は、インド紅茶のティーバック!

店主である旦那さんが、インド出身の方でとってもフレンドリー。そんな旦那さんから少し解説を頂いた後、本場のカレーが食べられるということで、本場の辛さにおびえつつも、さっそく一口。

あれ、やさしい・・!。

一度、海外のインド料理店にてカレーを食べたことがあるのですが、かなりスパイシーで食べるのが大変だった記憶があったので、このやさしさは、うれしい誤算!チキンのうまみがしっかりとカレーと融合し、そこに野菜の甘みが足され、やさしい味わいに。これなら、毎日食べても本場スパイスでお腹が痛くなることは無く、むしろ元気でそうな感じ。チキンも柔らかく食べやすい。しかも、ごはんが日本米!本場カレーと聞いていたので、最初は驚きましたが、合うんですよ。日本米。さらに、ひよこ豆のカレー(写真右上)も辛くなく、本当にやさしい味わい。パパド(豆の薄いせんべい)をナンのようにつけて食べても美味しい(本来は、ごはんにまぶして食べるらしい)。

左が、七味で有名な”八幡屋磯五郎”とコラボして作ったオリジナル七味。右が、店主特製のミックススパイス”アシシュマサラ”

勿論、辛さ調整も可能。辛みが欲しい場合は、このスパイスたちをかけて召し上がれ。スパイスの入れすぎなど、辛みが強いと感じる時には、ライタ(ヨーグルト、写真上中央)を食べて、一休み。ライタもきゅうりと揚げ玉の食感が楽しく、単品でも食べられちゃう。最後にデザートの”クラブジャムン”(写真左上)。世界一甘いお菓子と言われるインド名物。一度、海外で食べたことあるのですが、それよりも日本人向けに控えめの甘さで作られており(それでも和菓子と比べると甘い)、食べやすく、ちゃんと甘みのなかに美味しさがありました。

本場を感じさせるカレー系の辛さが苦手な私にとって、とてもやさしい辛さで、かつ、一つ一つが本場を感じさせる味わいでとても美味しく食べることができました。どちらかというと、ボリウッド名物の大人数ダンスの中でカレーを食べている感覚(辛いカレーを食べた時)というよりは、フレンドリーな店主さんとやさしい味わいのカレーが合わさり、インドでホームステイしているような感覚。一人暮らしで、自炊ばかりの自分にとって、ほっと心温まる空間、一皿でした。DOON食堂さんでは、お食事だけでなく、スパイスなどのインド食材の販売もしています。インド料理を自炊したい方も心温まるインドカレーを食べてみたい方にもおすすめです!

営業時間11:30~19:30
定休日日曜日
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4皿目『間道』”間道特製しび辛カレー”

4店舗目は、駅前通りの飯田町交差点を南下した先の深志にある「小皿中華料理屋 間道」さんへ。カリーラリー限定のカレーメニューは、ディナー(夜営業)の時間のみ、5食限定の提供なので、事前に予約をさせていただき、夜営業が始まる17:30にお店へ。(実は、間違えてランチの時間にもお邪魔させていただき、そこで食べた麻婆豆腐が今まで食べた麻婆豆腐の中で一番おいしかった話はまた別の機会に、、)
注文したのは、”間道特製 しび辛スープカレー”。

パンフレットには辛いと書いてありましたが、カレーの辛さが苦手な私でも食べられるほどの辛さで、安心して食べられました。4店舗以降特典は後記⇩!

中華料理屋さんが作るカレーにものすごくワクワクしていたのと、ランチで食べた麻婆豆腐の衝撃から、食べる前から食欲が止まりません。我慢できなかったので、一緒に行った後輩を差し置いて、すぐに一口。

・・・深い・・・!!。

良い意味で混乱しました。スープカレーなので、舌触りはあっさりとしていて、すごく食べやすいのですが、奥深くに感じる味の深さが計り知れない。まるで、青く澄んだ海でダイビングしている気分。なかなか上がってこれません。そのうまみの要因を探るべく、野菜たちへ箸を伸ばす。ここでも夏野菜のナスが大活躍。格子状に切り込まれ、パリッとした皮目にカレーが良く絡みます。オクラなどの他の野菜たちやプリっプリでやわらかい蒸し鶏も比較的あっさりしていて、深いカレーと相性が抜群でした。おそらく、中華スパイスが入っているのでしょうか。中華スパイスの入ったカレーを食べたことがない故に、美味しさに混乱。「インドと中国は陸続きだから、親和性があるんだろう。」とか、うまみの深さを考えていたら、気づけばペロリと完食。

そして、今回4店舗目ということで、特典をゲット!間道さんの特典は、”杏仁豆腐”!!

一口食べてしまったのをスプーンで隠しているのはご愛嬌。

この杏仁豆腐も甘さがすっきりとしていて、とても食べやすい!しかも、スーパーフードと呼ばれるチアシードとクコの実まで同席。クコの実は定番ですが、そこにチアシードを載せるあたり、店主さんの心意気とおしゃれさを感じます。

語彙力を失った(元からない?)私は、終始「めっちゃ美味しい」か「深い」しか発することが出来ませんでしたが、中華とカレーのコラボレーションはとても美味しく、最後の杏仁豆腐まで美味しくいただくことが出来ました。

きっとその深さは企業秘密だと思ったので聞きませんでしたが、表現できるようにこれからも頑張ります!間道さんの夜の営業は、小皿料理がメインで、次は、お酒を片手に色々な種類の中華料理を食べに行きたいですね!車でお越しの際は、飯田町交差点を南下するとすぐにパーキングがあるので、そこを利用するのが便利かと思います。お酒を飲む場合は、大通りと松本駅が近いのでバスかタクシーがおすすめです。

営業時間11:30~13:30/17:30〜22:00
水曜と土曜は夜の営業のみ
定休日日曜日

バッジをもらいに・・・

ということで、3店舗越えて、4店舗のカレーを食べたということで、3店舗行くともらえる”オリジナル缶バッジ”をもらいに、桐にある”メーヤウ桐店”さんに行きました。

バッジの受け取り場所は、桐にある”メーヤウ桐店”と大手にある”想雲堂”の2か所になります。
ちょっと大きめのバッジ。

ついにゲットだぜ!このかわいらしく、親しみやすいイラストは、松本市観光大使であり、山に関する漫画やエッセイを執筆されている”鈴木ともこ”さんが書き上げています。登山が趣味な私にとって、鈴木ともこさんのイラストはかなりうれしい・・・。

営業時間11:30~20:00
定休日なし
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あとがき

美味しかった・・・。その一言につきます。今回、こんなにも美味しいごはんが食べられる4店舗と出会えたことは、本当に幸せなことですし、そのなかで、今まで食べたことない料理の世界を知ることができたのもよかったです。見事に、カリーラリーの意図通りに動いていますね(笑)

まだ、参加されていない方、絶賛参加中の方、カリーラリーは、8/31まで実施しているので、まだまだ間に合いますよ!この記事を見た方が少しでも、カレーを食べたくなり、もしくは、そのお店に行きたくなり、この夏を楽しく過ごせてもらえれば幸いです。

最後にはなりますが、開催していただいている、「松本カリー推進委員会」の皆様、そして、今回お邪魔させていただいた4店舗の皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます。有難うございました!(ごちそうさまでした!)

もちろん、この記事とは別に、一松本市民として、まだまだカリーラリーは続けます!

この記事を書いた人

ヒロ

ヒロ

信大GUIDEメンバー・経法/法所属 色んな分野をつなぐことが大好物。

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